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大腸がんの症状・原因・治療法を専門医が徹底解説

公開日:2020年6月12日

更新日:2020年6月15日

「大腸がんになったらどうしよう・・・」

と不安に思ってませんか?

大腸がんはいまどんどん増えてます。

大腸がんの特徴は、自覚症状が少ないこと。

気づいたときにはかなり進行していることが多いです。

ただ、早期発見すれば完治しやすいがんです。

そのため検査がとても大事になってきます。

私の名前は左雨元樹(さっさもとき)です。

胃腸や肛門の専門医・指導医です。

埼玉県の越谷(こしがや)市にある新越谷肛門胃腸クリニックの院長でもあります。

この記事は大腸がんの

・特徴

・原因

・検査のしかた

・治療法

などについてわかりやすく説明します。

この記事を読めば大腸がんにどう対処していいかわかります。

そのため、あなたの不安もかなり減りますよ!

最後までぜひ読んでください!

大腸がんの特徴

大腸はどんな臓器か

※国立がんセンター がん情報サービスより引用

大腸は、約1.5~2.0mの長さをもつ管のような臓器です。

・結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)

・直腸(直腸S状部、上部直腸、下部直腸)

・肛門管

に分けれます。

口から入ったものは、胃や小腸で消化・吸収されたのち結腸に送られます。

結腸に送られた食べものは、水分を少しずつ吸収して固形の便になります。

そして、直腸へ行きます。

直腸は、送られてきた便を一時的に貯めておくところです。

直腸に便がたまってくると、反射により便意を感じます。

大腸がんとは

文字どおり大腸に生じるがんです。

できる場所によって

・盲腸がん

・上行結腸がん

・横行結腸がん

・下行結腸がん

・S状結腸がん

・直腸がん

・肛門管がん

に分けられます。

大腸がんは、

・腺腫(せんしゅ)という良性のポリープががん化してできるもの

・正常な粘膜から発生するもの

この2つがあります。

日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

大腸の粘膜にできたがんは、大腸の壁に深く入っていきます。

やがて大腸の外に顔をだし、お腹のなかに散らばったりリンパ液や血液の流れに乗ってリンパ節・肝臓・肺などに転移したりします。

患者数や発症率

日本では、1年間に約160,000人が大腸がんと診断されます。

30代前半から増えていき高齢になるほど多くなります。

男女とも増加傾向にあるがんです。

(※↑平成29年人口動態統計より)

罹患数:がんにかかった人の数
男性 1位:胃がん 2位:前立腺がん 3位:大腸がん
女性 1位:乳がん 2位:大腸がん 3位:胃がん

死亡数:亡くなった人の数
男性 1位:肺がん 2位:胃がん 3位:大腸がん
女性 1位:大腸がん 2位:肺がん 3位:膵臓がん

状態による分類(ポリープ・早期がん・進行がんなどの違い)

先に述べたように、大腸がんは

・腺腫という良性のポリープががんになるもの

・正常な粘膜からできるもの

2つに分けれます。

多いのは腺腫からできるパターンです。

腺腫は放っておくと大きくなり、自然に消えません。

腺腫は大きくなるにしたがって、がん化する可能性が高くなります。

・5mmで0.5%

・6-9mmで3%

・1㎝を超えると30%

大きさによってこれらの確率でがん化すると言われています。

(※↓腺腫 オリンパスHP Endo Atlasより引用)
(※↓進行がん オリンパスHP Endo Atlasより引用)

「ステージ」

「早期がん」

「進行がん」

という言葉を聞いたことがあるかと思います。

これらはいずれも、がんの進み具合(進行度)を表しています。

がんの進み具合はがんの深さと転移の有無によって決まります。

大腸は5層構造になっています。

(※↓大腸の壁の5層構造 大腸癌研究会編「患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版」(金原出版)より引用)

がんが大腸の壁に深く入るほど進行度があがります。

また、転移の有無によって進行度が上がっていきます。

転移は、リンパ節および、ほかの臓器(肝臓や肺など)に起こってきます。

進行スピード

腺腫は、2-10年ほどで早期がんになるものもあります。

生涯がんにならないものもあります。

がん化すれば進むのみです。

自然に小さくなったり、消えてしまったりするのはありえないです。

DNAに傷がついて細胞の性質がかわると増殖に歯止めがきかなくなり、大きくなっていきます。

加えて、周りに拡がりやすくなる性質を得ると腸の壁にしみこんでいき、転移します。

早ければ1-2年で進行がんになります。

大腸がんの症状

早期がんでは症状はほとんどなく、進むにつれて症状が出ることが多くなります。

症状としては、

・腹痛

・血便(便に血が混じる)

・下血(がんから出血して赤黒い便が出る)

・下痢

・便秘

・便が細い

・残便感(便が残る感じ)

・膨満感(おなかが張る感じ)

・貧血

・体重減少

などがあります。

血便や下血は、痔などの病気でもみられるため放っておきがちです。

ただ、がんの可能性もあります。

そのままににしておくのはおすすめできません。

大腸がんを早く見つけるためには、病院を受診することが大切です。

大腸カメラをはじめとした検査と、肛門の診断ができる病院が理想的です。

がんがすすむと、慢性的に血がでて貧血になります。

また、がんが大きくなると腸をふさぎます。

そのため、

・便秘

・下痢

・おなかが張る

などの症状が出てきます。

さらにすすむと完全に腸がふさがります。

便は出なくなり、腹痛、嘔吐などの症状が出ます(腸閉塞)。

がんが進み転移すると、大腸がんに先立って肺や肝臓のしこりが先に見つかることもあります。

大腸がんの原因

大腸がんの原因は、環境による影響が大きいと考えられてます。

・欧米で発生率が高い

・日本で増え続けている

このことから、生活習慣がよくないと大腸がんになる可能性が上がります。

特に、食事の欧米化がリスクファクターとして重要視されています。

大腸がんが増える可能性のあるものは以下のとおりです。

食事

・赤肉(牛、豚、羊など

・加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)

・動物性脂肪

これらは、発がん作用のある2次胆汁酸を増やします。

食物繊維の不足も大腸がんのリスクを上げます。

便のボリュームが減ることで大腸を通るのに時間がかかり悪玉菌が増えます。

また、肉と同じように発がん性がある2次胆汁酸が増えます。

嗜好品

飲酒や喫煙で大腸がんが増えるという報告が多くあります。

身体的特徴

肥満、高身長などの身体的特徴をもつ人は、大腸がんを発生する危険性が高いといわれています。

運動不足

体の動きが少ないと腸の動きは悪くなります。そのため、便の通過時間が長くなります。

遺伝

がんの家族歴(身内に大腸がんの人がいる)は重要な危険因子となります。

また、遺伝性疾患(家族性大腸腺腫症、リンチ症候群)と大腸がんの関連が明らかになっています。

大腸がんに関連する疾患

腺腫

ポリープは良性です。

ただ、がん化する可能性のあるものとそうでないものがあります。

前者の代表が腺腫、後者の代表は過形成というポリープです。

腺腫は大きくなるにつれてがん化のリスクが高くなっていきます。

大きくなる前にとったり、腺腫ができやすい人は定期的に内視鏡を受けたりすることが大事です。

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)

この病気は、腸に原因不明の炎症を起こします。

潰瘍性大腸炎は大腸に、クローン病では小腸や大腸の粘膜を中心にびらんや潰瘍を作ります。

主な症状は、慢性的な下痢や血便です。

免疫の異常が関連していると考えられていますが、いまだに原因はわかっていません。

したがって、完全に治すことはできません。

ただ、薬で炎症をおさえることはできます。

炎症を長時間放っておくと、そこからがんが発生してくることが知られています。

・きちんと治療して炎症をおさえる

・定期的に内視鏡でチェックする

これらが大切です。

家族性大腸腺腫症

大腸に100個以上、腺腫ができる病気です。

約2万人に1人起きます。

原因になる遺伝子がわかっていて、50%の確率で遺伝します。

放置するとほとんどの人が大腸がんになります。

リンチ症候群

遺伝性の大腸がんです。

全大腸がんの2-4%です。

大腸以外にも、子宮・胃・泌尿器系などにもがんができやすいです。

ミスマッチ修復遺伝子という遺伝子変異が原因で50%の確率で遺伝します。

大腸がんの検査

便潜血検査

大腸がん検診で使われています。

便に血が混じっているかどうかを調べる検査です。

非常に敏感で、ものすごく少ない血液でもわかります。

陽性になれば(血液が混じっていれば)、大腸がんや炎症の可能性があるため大腸カメラなどの検査がいります。

注腸検査

肛門から空気と造影剤を入れてレントゲンで撮影する検査です。

がんを診断するために行うというよりも、がんの形や大きさ、位置を確認にメリットがある検査です。

大腸内視鏡検査

肛門からファイバースコープを入れて大腸を直接見る検査です。

便潜血検査はかなり効果的です。

ただ、出血しないポリープや早期がんは見つけることができません。

内視鏡では小さな病変や細かい変化までよく見えます。

そのため、便潜血検査では見つけられないポリープや早期がんも見つけることができます。

さらに、

・特殊な光を照射する観察法(NBI)

・拡大観察

などを使うときもあります。

これにより、

・がんか腺腫か?

・がんであれば内視鏡で治療可能か?

を評価することもできます。

(※↓通常観察 オリンパスHP Endo Atlasより引用)
(※↓NBI オリンパスHP Endo Atlasより引用)
(※↓拡大観察 オリンパスHP Endo Atlasより引用)

腺腫や早期がんでは症状がありません。

40歳を超えたら1度は内視鏡を受けた方がいいでしょう。

がんの予備軍であるポリープ(腺腫)の有無や数が分かれば、大腸がんになりやすい体質かどうかも分かります。

若い時に多くのポリープがあれば、定期的に内視鏡を受けた方がいいでしょう。

また、内視鏡には大きなメリットがあります。

ポリープや早期がんがあれば、詳しい検査(生検:組織を採取して調べます)や治療(病変を切除します)ができることです。

病変の種類や大きさによっては、その場で治療を行うこともできます。

大腸内視鏡検査については以下の記事で詳しく説明してます。

〈関連記事〉

大腸内視鏡検査は痛みや恥ずかしさのない検査

カプセル内視鏡

カプセル型の内視鏡を飲みこみ、内蔵の小型カメラで腸の中を撮影します。

撮影された画像は専用のコンピューターで解析し、ポリープやがんの有無を調べます。

検査自体は比較的楽です。

ただ、病変があっても詳しい検査や治療を行うことはできません。

後日、大腸カメラによる検査や処置が必要になります。

CT

体を輪切りにした画像をとる検査です。

診断する検査というより、がんの状態をみる検査です。

・病変の大きさ

・リンパ節への転移

・他臓器への転移がないか

これらを調べるのに有効です。

また、画像処理技術の進歩でCTを用いて内視鏡のような画像を得る技術(CTコロノグラフィ)もあります。

CTコロノグラフィで病変があれば、後日改めて大腸内視鏡を行い詳しい検査や治療を行います。

MRI

磁気の力をつかい、臓器や血管を撮影する検査です。

解像度が高く、詳細な画像が得られます。

診断する検査というより、がんの状態をみる検査です。

特に、がんの深さや周りの臓器への拡がりを評価するのに有効です。

・切れるか

・どこまで切ればいいか

などを評価するのに効果的です。

PET検査

臓器にかかわらず、体のなかにあるがんを見つける検査です。

がんに特殊なブドウ糖を取り込ませます。

がんであればなんでも検出されます。

早期のがんや小さながんでも見つけられるのが特徴です。

しかしPETでは見つからないがんもあり、万能ではありません。

大腸がんについては便潜血検査や、内視鏡検査を組み合わせるのがおすすめです。

大腸がんの治療

大腸がんの治療はステージによって変わってきます。

ステージ0と1の一部では内視鏡治療によりほぼ治せます。

それ以上になると手術がいります。

治療に要する時間的・社会的・経済的負担も大きくなっていきます。

ステージ3からは、手術後に抗がん剤治療もいります。

ステージ4になると治療の中心は抗がん剤治療となります。

治療のため、定期的に通院が必要となるとともに病気を完治させることは難しくなってきます。

ステージによって5年生存率(5年間生きることのできる割合)も変わってきます。

※↓ステージと5年生存率

ステージ 0 1 2 3 4
5年生存率 94% 92% 85% 72% 18%
主な治療 内視鏡的治療 内視鏡的治療または手術 手術
±化学療法
手術
+化学療法
化学療法
±手術

 

内視鏡的切除

早期がんのうち、がんが粘膜にとどまっていてリンパ節転移の心配がないものは、内視鏡で治療できます。

小さな病変は粘膜切除術(EMR)をおこないます。

(※↓オリンパスおなかの健康より引用)

大きいときは、粘膜剥離術(ESD)をします。

(※↓オリンパスおなかの健康より引用)

切りとったあと、出血など危険が少ないときは日帰りもできます。

大きながんや粘膜剥離では入院が入ります。

手術

がんが粘膜を超えてひろがるときは手術がいります。

また、肝臓など他臓器への転移があっても全て取り切れれば手術を行います。

手術では、がんを含む前後10cmほどの大腸とリンパ節、転移があれば転移した部分を全て切りとります。

大腸を取ったあとは、腸の断端をつないで再建します。

がんの位置が肛門に近くてつなぐことができないと人工肛門になります。

手術の方法には以下の3種類があり、がんの状態や進行度によって選択されます。

①開腹手術

お腹を切ってがんを切りとる昔から行われている方法です。

がんを直接見たり触ったりできるメリットはあります。

ただ、傷が大きくなったり、体への負担が大きくなったりするデメリットがあります。

②腹腔鏡下切除

お腹に何カ所か小さな穴を空け、そこからテレビカメラと鉗子(マジックハンドのような処置具)を入れる手術です。

・傷が小さいため術後の痛みが少ない

・回復も早い

このようなメリットがあります。

③ロボット支援手術

2018年直腸がんに対して保険適応になった手術です。

腹腔鏡と同じように、お腹に何カ所か穴を空けて手術を行います。

ただ、よりよく見えるテレビカメラと細かい動きや関節の可動域が大きなロボットを用います。

狭くて深い場所の操作性がより上がっている手術です。

化学療法

いわゆる抗がん剤治療です。

次の3種類に分けれます。

①他臓器への転移があり、がんが取り切れないときに行うもの
②手術後に再発をおさえる目的で行うもの(補助化学療法)
③術前にがんを小さくしたり、再発を防いだりするために行うもの(術前化学療法)

大腸がんに対して使える抗がん剤には多くの種類があります。

それらを組み合わせて使うことが多いです。

飲み薬や点滴といったバリエーションもあり、ステージや治療の目的、患者さんの社会的背景などによって使い分けます。

副作用も少なからずありますが、それをコントロールする方法も日々進歩しています。

放射線治療

直腸や肛門管のがんに対して効くとされています。

化学療法と組み合わせて行うこともあります。

術前にがんを小さくするために行います。

・術後の再発率を下げる

・人工肛門を回避できる

このようなメリットがあります。

また、なかにはがんが全て消えるケースもあります。

大腸がんの予防

日本人を対象とした研究結果では、がん全般を防ぐためには

・禁煙

・節度のある飲酒

・バランスのよい食事

・身体活動

・適正な体形

・感染予防

これらが効果的です。

大腸がんについては、食生活と関連があることが分かっています。

・動物性の高たんぱく・高脂肪の偏った食事をさける

・食物繊維が多いものを食べる

これらが効果的です。

また、結腸がんの予防には、運動もいいです。

がんを完全に防ぐことはできません。

ただ、がん化する前のポリープや早期がんで見つければ完治させることができます。

そのためには、定期的に内視鏡を受けること、ポリープがあれば切除しておくことが最も確実な方法のひとつといえるでしょう。

新越谷肛門胃腸クリニックの大腸がん検査や治療

当クリニックで行っている大腸がんの検査や治療について説明します。

問診

・腹痛や張りなどの症状の有

・排便の状況

・便の状態

・食欲

・持病

・使用している薬

・家族のがんの状況

などを確認します。

腹部の診察

直接お腹を診つつ、

・押して痛いところ

・張り

・しこり

・水(腹水)

これらの有無等を診ます。

また、聴診を行って腸の動きを調べます。

直腸診

血便や下血、肛門の痛みなどがあれば、肛門と直腸の診察を行います。

指を入れる直腸指診と肛門鏡による肛門の観察を行います。

肛門の病気(いぼ痔や切れ痔など)の有無、出血の状況、腫瘍の有無などを確認します。

大腸内視鏡

もっとも重要な検査のひとつです。

大腸がんの診断には欠かせない検査です。

・40歳以上で1度も受けたことがない

・前回検査してから3年以上経っている

・いぼ痔や切れ痔がないのに出血している

・お腹の張りや痛みが目立つ

・短期間で便秘がひどくなった

・下痢が続いている

・便が細くなった

・大腸がんのご家族(祖父母、親、きょうだい、子)がいる

・貧血や体重減少がある

・検査をしたいと思ってる

このような方に内視鏡検査を行います。

当クリニックの大腸内視鏡検査は、患者さんに痛みがでないようたくさんの工夫をしています。

・私をはじめ、検査数5,000~20,000件の豊富な経験と技術がある専門医・指導医が検査

・最新の内視鏡システム

・痛みをより少なくする炭酸ガスシステム

・カメラを清潔に保ち感染をふせぐ滅菌システム

また、お尻を見たり触ったりするのはカメラを入れる2~3秒です。

「恥ずかしくて検査を受けれない!」

という患者さんは今までいません。

痛みもほとんどなくとても感謝されます。

安心して検査をうけてください。

病理検査

ポリープや腫瘍があったとき、病変から組織の一部をとって詳しく検査します。

とった組織を染色して顕微鏡でみて診断します。

ただ、これは病理の専門医が行います。

小さなポリープは、その場で取ってしまうこともあります。

その際は、ポリープを丸ごと病理検査します。

内視鏡的切除

病理検査で、腺腫もしくはがんと診断されれば治療がいります。

小さい病変はその場できりとり、そのまま病理検査にまわします。

腺腫や粘膜内にとどまっている早期癌であれば内視鏡で切りとれます。

病変の大きさや形によって切りとる方法も異なり、入院がいるケースもあります。

目安は、

①大きさ10mm程度まで、かつ2-3個以内
→日帰りで切除します 当院で行います

②大きさ10mm以上、もしくは数が多い
→入院(1-2泊)で切除します 本院(西新井大腸肛門科)で行います

③大きさ20mm以上
→専門施設へ紹介いたします

粘膜の下まで深くがんが入り込んでいるときは、内視鏡治療の対象ではありません。

転移の有無やがんの広がりを検査して治療方針を決めます。

したがって、あらゆる検査や手術、化学療法などができる専門施設へ紹介いたします。

紹介先は希望の施設があればどこでも紹介できます。

遠慮なくおっしゃってください。

特に希望がなければ、お住いの地域や利便性を考え提案させていただきます。

大腸がんに対するいままで患者さんに感謝されたことや患者さんの声

いままで大腸がんの患者さんを多く診療させていただきました。

そこで、印象にのこってるケースを紹介します。

ケース1

50代の男性。排便時に血が出たと来院されました。

診察をするといぼ痔が2ヵ所あり、そこからの出血が疑われました。

しかし、痔は軽いもので、本当に出血源かどうか怪しい状態でした。

大腸がん検診は毎年受けており、要精査になったこともなかったようです。

大腸カメラは一度も受けたことがないとのことでした。

その日は大腸カメラの予約をとり、いぼ痔の軟膏を処方しました。

ただ、軟膏を使ったところ、出血はすぐに止まってしまいました。

「痔からの出血だったので、検査をキャンセルしたい」

という申し出があありました。

ただ、よく相談した上で最終的に検査をおこなったところ、なんと癌が見つかりました。

幸い早期の病変で、近隣の大学病院に紹介し、内視鏡で切除することができました。

早期癌ですから、命拾いとまでは言いませんが、進行すれば外科手術が必要です。

癌を内視鏡で取れるか、手術になるかの差は、決して小さくないでしょう。

その方は大変喜ばれ、現在も毎年、大腸カメラを受けています。

ケース2

下血で来院した70歳の女性。

内視鏡をおこなったところ、肛門のすぐそばに2cm程度のがんが見つかりました。

幸いにも早期がんで、内視鏡で切除することができました。

ただ、もう少し進んでいれば手術が必要でした。

そしてその場合、つなぐことができない位置だったので、人工肛門になってしまうところでした。

早期発見できたおかげで人工肛門にならずにすんだのです。これは本当に感謝されました。

最後のまとめ

記事を読んでいただきありがとうございました。

この記事が、大腸がんの理解に役立ってくれたら幸いです。

大腸がんは増え続けていますが、早期で発見できれば治せる病気です。

定期的な検診や内視鏡検査を心がけましょう。

※電話番号:048-960-2233

※住所:〒343-0808
埼玉県越谷市赤山本町8-5山六ビル2F

※最寄り駅:東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン) 越谷駅 徒歩1分